大宜味村の糸芭蕉 生育日誌

更新日:2024年02月15日

“芭蕉布の里”を掲げる沖縄県大宜味村。喜如嘉(きじょか)地域以外でも村内のあちらこちらで、群生している糸芭蕉に出合えます。なかには「なぜこんなところに?」という意外な場所で育っていることも……。

そんな半野生化していたり、元気が良すぎて少し手がかかる糸芭蕉たちを、大宜味村役場の職員が少しずつお手入れ。
大宜味村にお越しの際は、元気に育つ糸芭蕉を眺めて“芭蕉布の里”を体感してくださいね。

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / 2024年2月14日

2024年も、はや1カ月が経過。
本年度初となる「道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター」の剪定作業です。

来週末、2月23日(祝・金曜日)・24日(土曜日)に、「道の駅おおぎみ」の4周年祭が行われるのはご存知でしょうか?
なんと、「芭蕉布羽織体験」も行われるこのイベント。お越しいただいたお客様には、少しでも美しい糸芭蕉を見ていただきたい!

ということで、作業開始です。

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周年祭まで、あと1週間。
もう1回くらい、お手入れできるかな~?

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / information

(みちのえきおおぎみ やんばるのもり びじたーせんたー)

〈住所〉
沖縄県国頭郡大宜味村字津波95番地

☆営業時間等は公式サイトをご覧ください

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター公式HP

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / 2023年12月26日

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年内最後の剪定作業。この日も粛々と枯れ葉と倒れた株を片付けます。

作業開始直後に目に付いたのは、プラスチックゴミと喫煙具、タバコの吸い殻。
ゴミは持ち帰りましょう!
タバコのポイ捨ては火事の原因にもなりかねません!!

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また、顔をのぞかせた直後の苞(ホウ)を拝むことができました。

花が咲いた糸芭蕉の株のことを“トーバサー”と呼びます。糸芭蕉の繊維を採りたい場合、花が咲く前に収穫をするというのが原則です。
じゃあ、花が咲きそうな株はどう見分ければいいのか、気になりませんか?

個人で活動する芭蕉布作家さんたちにお伺いしたところ、
「葉っぱの上のほうが詰まってくると、じきに花が出てくる」
「花が咲く直前には、1枚だけ小さな葉っぱが出てくる」
など、具体的に教えていただくことができました(ありがとうございます!)。
たしかに、葉っぱが密集したところから苞が出てきていますね!

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※大宜味村外に拠点を置かれている作家さんにはなりますが、鈴木芭蕉布工房さんのInstagram(インスタグラム)でも、糸芭蕉の花が出る様子は詳しく解説されています

数時間、剪定を行って作業を終了することに。
冬休みを利用して訪問される方もいらっしゃるかと、案内プレートもかけておきました。

それでは糸芭蕉たち、よいお年を〜。

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糸芭蕉の説明プレートを設置。ご興味があれば、ご覧ください

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道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / information

(みちのえきおおぎみ やんばるのもり びじたーせんたー)

〈住所〉
沖縄県国頭郡大宜味村字津波95番地

☆営業時間等は公式サイトをご覧ください

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター公式HP

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / 2023年12月21日

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沖縄県にしては極寒の昼下がり。北風に震えながら「道の駅おおぎみ」へ。

数日前から雨風が続いたせいで、倒れた株が多い印象。トーバサーなどを4〜5株取り除きました。

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寒さに負けて、この日は早々に退散。

次回は腰を据えて剪定しましょう!

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / information

(みちのえきおおぎみ やんばるのもり びじたーせんたー)

〈住所〉
沖縄県国頭郡大宜味村字津波95番地

☆営業時間等は公式サイトをご覧ください

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター公式HP

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / 2023年12月6日

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国道58号線沿いにある「道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター」で糸芭蕉のお手入れ作業を行いました。

大宜味村にお越しになる観光客の皆様が立ち寄る本施設は、いわば大宜味村の顔。ここに植えられた糸芭蕉には、きちんと“手を招いて”いてほしいものです。

「道の駅おおぎみ」駅長さんにも励ましの声をいただき、作業スタート!

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村外からの来訪者さんに「これは大宜味村の名産品なの?」と嬉しいご質問をいただく一幕も。お昼休憩を挟みながら約3.5時間、全体の1/6ほどの枯れ葉を落とすことができました。

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本日は枯れ葉の除去や敗れた葉っぱの剪定のほか、糸芭蕉にとっては害虫である“バナナセセリ”の駆除も行いました。
(下に幼虫の画像をUPしています。虫が苦手な方はご注意くださいませ)

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道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター / information

(みちのえきおおぎみ やんばるのもり びじたーせんたー)

〈住所〉
沖縄県国頭郡大宜味村字津波95番地

☆営業時間等は公式サイトをご覧ください

道の駅おおぎみ やんばるの森 ビジターセンター公式HP

結の浜にて糸芭蕉のお手入れ作業 / 2023年11月30日

結の浜地区の沖縄セルラーアグリ & マルシェ大宜味ファーム前にて、糸芭蕉のお手入れ作業を行いました。

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↑こちらは剪定前

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↑相変わらずお化けのよう

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↑糸芭蕉って、もっと綺麗な植物なのに……

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↑糸芭蕉の花と実

本日、対峙したのは「トーバサー」と呼ばれる成熟しすぎた株を数本含む群生地。紫色の花が、手入れに臨まんとする大宜味村役場職員をからかうように風に揺れています。

昨日同様、枯れ葉を取り除いてから剪定を……と思ったものの、傾斜地に生えていることもあり、なかなか手が届かない……。

さらにトーバサーの葉鞘がチェーンソーが要るのでは、というほど硬く、手持ちの鎌では歯が立ちません。

やむを得ず、鎌で切断できる部分のみを剪定。背が伸びすぎた株は、様子を注視してまいります。

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↑これでも剪定後です

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↑わかりづらいですが剪定後

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↑剪定後ですよ

結の浜公園にて糸芭蕉のお手入れ作業 / 2023年11月29日

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↑お手入れ前。枯れ葉をまとって、お化けのようになった糸芭蕉たち

結の浜公園の一角にて、糸芭蕉の剪定を行いました。

長年、誰も手をつけていなかったこともあり、枯れてしまった葉を取り除くのにもひと苦労。ですが穏やかな波の音や、おおぎみこども園から遊びに来ていた園児たちの笑い声をBGMに、楽しく作業を進めることができました。

群生しすぎて手が届かなかった箇所もありますが……。
青い海に緑の糸芭蕉が映えるスポットになったのでは!?

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↑ぶら下がっていた枯れ葉や倒れた葉鞘をお片付け

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↑日差しに透けた葉が美しいですね

結の浜公園/Information

(ゆいのはまこうえん)

〈住所〉
沖縄県国頭郡大宜味村字塩屋1306番地