たばこ・受動喫煙対策
厚生労働省調査によると、喫煙率は10年で約4割減の16.7%に。しかし、喫煙や受動喫煙、三次喫煙による健康被害は依然深刻です。
喫煙は
- がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、歯周病などのリスクを高め
- 妊娠中の受動喫煙は早産や低出生体重児出産のリスクも高め
- 新型コロナウイルス感染症を重症化させるリスクも
受動喫煙は
- 肺がん、脳卒中、虚血性心疾患などのリスクを高め
- 子供は特に影響を受けやすく、気管支喘息や中耳炎のリスクも高くなります
三次喫煙も
- 受動喫煙と同様に健康被害を引き起こす
喫煙者も非喫煙者も、自分を守るために喫煙を控え、受動喫煙や三次喫煙を避けましょう
受動喫煙とは
たばこの煙には、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」のほか、たばこの先から立ちのぼる「副流煙」や、喫煙者が吐き出す「呼出煙」があります。「受動喫煙」とは、「人が他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされること」をいいます。
受動喫煙による健康リスク
たばこの煙は、喫煙者だけでなくその煙を吸ってしまう周囲の人にも、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群のリスクを高めてしまうなどの健康に影響をもたらします。
「たばこを吸わない人が自分の意志と関係なく、他人のたばこの煙を吸わされること」をいいます。
たばこの煙には、発がん性物質が約70種類あり、喫煙者本人だけでなく、周囲の人にも健康への悪影響が及びます。
受動喫煙により脳卒中、肺がん、虚血性心疾患などの危険性が高まります。また、乳幼児突然死症候群(SIDS)、喘息などとも関連があることが報告されています。
厚生労働省ホームページ「なくそう!望まない受動喫煙。」
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更新日:2024年06月26日