【大宜味村PR動画】塩屋湾のウンガミ(海神祭)
2016年3月31日
毎年旧盆明けの初亥の日に行われる豊年祈願行事の1つです。ウンガミ(海神祭)は、古い時代に沖縄本島北部の村々で起こったものです。時代が進むにつれて、その様相は変わりつつありますが、塩屋湾のウンガミは比較的昔のままの姿を残しており、平成9年12月15日、国指定重要無形民俗文化財に指定されました。約500年の歴史があるウンガミは五穀豊穣、無病息災を祈願する祭りで、田港・屋古・塩屋・白浜・大保・押川・江洲の湾内7ヵ字が共同で行います。主に女性中心の祭祀で、祭り前夜に神事を司るカミンチュ(神人)がニライカナイの来訪神を迎える祈願から祭りは始まります。ヌルとカミンチュはまず田港(タンナ)アサギで拝み、次に屋古(ヤフ)アサギ、そして最後に兼久浜(ハニクバマ)ナガリでニレー(西の海)に向かって豊作豊漁を祈願するお祈りをします。祭りの1番の見所はウガンバーリー(船漕ぎ競争)。女性は腰まで海水につかり太鼓を打ち鳴らしながら、懸命にゴールを目指して漕ぐ男性を迎える姿は圧巻で、熱気は最高潮に達します。